ミツバチに刺されてアナフィラキシーショックが出ますか?そんな質問をいただく事があります。質問に答えるなら、ミツバチに刺されるてアナフィラキシーが出る方は居ます。
実は、太田養蜂場の生産業務をしている弟がそうなんです。
ミツバチに刺されてアナフィラキシーショックが出て救急車を読んだ事もあるくらいです。弟はそれ以来、エピペンという即効性のある薬を処方してもらって持ち歩いています。
そもそもアナフィラキシーショックって何?
アナフィラキシーショックとは、ミツバチなどの
蜂に刺され毒が、体に入ることで起こってしまう
アレルギー症状の事です。
ミツバチなどに刺されたアナフィラキシーショックの症状とは
代表的な3つの症状を紹介します。
■呼吸器に出る症状
アナフィラキシーショックの症状の一つに、
呼吸器に現れるものがあります。
例えば、呼吸がしにくくなったり
咳や鼻水などの症状です。
■粘膜に出る症状
目が赤くなったり痒くなったり、口腔内の腫れや違和感などです。
■神経的な症状
頭痛や意識がもうろうとする。
■皮膚に出る症状
蕁麻疹や湿疹がでて肌が痒くなる
■消化器に出る症状
下痢や血便・嘔吐など
他にも不整脈や急激な血圧な低下など、命にかかわる症状もあります。
ちなみに、ミツバチにさされてアナフィラキシーショックが出た、弟の場合は不整脈や呼吸器に症状が出て後に意識がもうろうとなり、救急車を呼ぶ事になりました。
【もし、アナフィラキシーの症状が出たら】
ミツバチや他の蜂に刺されて、ご紹介した症状が出たら。例え症状が軽かったとしても病院へ行くことをオススメします。
なぜなら、アナフィラキシーショックの症状は30分~数時間以内に出ると言われているからです。
軽い症状が急に重篤なものになることも珍しくないので、念のため医師の診察を受けてください。
また、スズメバチに刺された場合は、症状が無かったとしても病院に行くことをオススメします。スズメバチは体が大きいので毒の量が多く、より危険だからです。
ミツバチに2回刺されるとアナフィラキシーショックで危ない?
ミツバチに関わらず、スズメバチなど他の蜂にも言えることですが、刺された方の体質しだいになります。
本当に蜂の毒に弱い方は1回でも命に関わる場合もあります。
蜂の毒に強い、太田養蜂場の社長である父は5回ほどスズメバチに刺されていますが、ピンピンして居ます。
内輪の話ではありますが、弟と父の様にアナフィラキシーショックの出方には個人差があります。
個人差がありますが、お医者さんなどの医療の専門家が『2回以上刺されない方が良い』と言っていますので、刺され内に越したことは無いのは確かです。
ミツバチによるアナフィラキシーショックは克服できるのか
※ここからの内容は、あくまで経験上のお話で、科学的裏付けはありません。
あなたや周りの方が同じようになる保証はありませんので、絶対にマネしないでください。
マネして何かあっても、当社は一切の責任を負いません。
先ほどから、話の中に出てきている。ミツバチに刺され、アナフィラキシーショックが出てしまう弟ですが、ミツバチに刺されても症状がほとんど出なくなっています。
理由としては『ミツバチに刺され続けたから』。矛盾しているようですが、養蜂家の間ではミツバチのアナフィラキシーショックは、蜂にさされることで克服できると言われています。
実際のミツバチに刺されると毒の量が調整できないので、弟の場合はミツバチの針をピンセットで抜いて、ちょっとだけ刺す。というのを、繰り返していました。
その結果とは言い切れませんが、アナフィラキシーショックを克服しつつあるのは確かです。
毒を持って毒を制すとは、この事かもしれませんね。
本日は、ミツバチに刺されたらアナフィラキシーショックがでるのか?について、お話してきましたが、それは人によるという結論になりました。
一番の対策は、出来ればミツバチに刺されない事です。ミツバチに刺されないようにしたい方は、ミツバチの箱や巣に近づかない事をオススメします。