非加熱ハチミツは販売していますか?
最近、お客様からこのような質問をよく頂くようになりました。
そこで、今回は非加熱ハチミツについてお話をしていこうと思います。

そもそもハチミツって加熱するの?

まずは言葉の意味を調べてみましょう。

加熱=熱を加える事
熱=あついこと。肌に感じるあつさ
引用元:goo辞書(https://dictionary.goo.ne.jp/)

調べなくてもわかるようなことですがこの意味が凄く重要なのです。この辞書で調べた意味を元に加熱ハチミツを解説すると体感的にあつい温度を加えたハチミツという事になると思います。

体感的にあついと感じる温度は人それぞれだとは思いますが60℃くらいではないでしょうか?
という事は一般的な養蜂場がハチミツを温めるのは加熱とは言えないという事です。

 

加熱ハチミツとはこんなハチミツ

一部の海外産のハチミツはミツバチが熟成させる前の蜜に高熱を加えて水分を飛ばしたものを
ハチミツとして販売しています。
本来ハチミツとは水分が多い花の蜜がミツバチ達の体内を通り
酵素が添加され、ミツバチ達が羽で仰ぎ、水分を飛ばし糖度が78%以上になったものを言います。

つまり、加熱ハチミツとは水分が飛ぶほどの熱を加えているハチミツの事です。

そのようなハチミツは本当のハチミツではないのです。
※法律上はハチミツの分類になります。

また、水分が蒸発するほどの高温ではせっかくのハチミツの栄養価や風味が飛んでしまい糖蜜のような状態になるのです。健康の為にハチミツを食べてもそのハチミツ自体に栄養価がない。という本末転倒な事も無いとは言えないんですね。

非加熱ハチミツとは?

では、非加熱ハチミツとはどのようなハチミツのでしょうか?店頭や催事やお電話などでお客様にお話を聞いているといわゆる生ハチミツを非加熱ハチミツと考えているようです。では、生ハチミツとはどんなものか?

実は養蜂業界には本来そんな言葉は無いのです。ですが、色々なサイトなどを見てみるとおおむね以下の様なものを生ハチミツと呼んでいます。

○生産された時の状態のままのハチミツ
○必要以上に濾過していないハチミツ
○熱を加えていないハチミツ

なぜ、非加熱ハチミツが良いのか?

ハチミツには酵素がありますが、酵素は熱に弱く50度以上で死んでしまいます。また、栄養価も壊れるものも出てくるのでハチミツに入っている栄養価をすべて摂りたいと思っている方には非加熱はとても重宝されるのです。

ただ、すべての酵素や栄養素が壊れるわけではないのでそこまで気にしなくても良いのかな?って僕個人では思っています。とは言っても、加える温度は少ない方が良いというは間違いない事ですがね。

 

太田養蜂場は非加熱ハチミツなのか?

結論から言ってしまえば当店では加温しております。当店では現在、ハチミツが45℃をこえないように湯せんをしております。なぜ湯せんするのかと言うと、保管用の一斗缶の中でハチミツが結晶してしまう事と結晶しなくても寒さで固くなり瓶詰作業に支障が出るからです。

加熱というのは最初に辞書で調べた通り、体感的にあついと感じる温度を加えることを言いますので加熱とは少し違うように思い加温と言う表現を使っています。

『それって加熱だと思います』

という方もいらっしゃるかもしれません。当店では加温という表現を使っておりますが最終的な
判断はお客様にゆだねております。

表現方法って自由です

当店が加温ハチミツという表現を使うように表現方法ってウソやあまりに誤解を招くのを除けば基本的に自由なんだと思います。

本来は無かった非加熱ハチミツや生ハチミツという表現も自社の素晴らしい商品をよりたくさんのお客様に届けたい。と言う思いから作られた表現方法です。

また、正式な基準は非加熱ハチミツや生ハチミツにはありませんので、例えば当店の加温しているハチミツを非加熱ハチミツとして表現する事も可能だという事になります。ですので、もし貴方が一切の温度を加えていないハチミツをお探しでしたら非加熱の名前だけではなく加温していないか?などを聞く必要があります。

僕の知る養蜂場ではハチミツの風味や栄養価が壊れるような温度では加温しません。だって自分たちが汗水たらして生産したハチミツをわざわざ栄養価や風味を飛ばして販売したいと思いませんからね。

大きなこだわりがなければ一般的な養蜂場のハチミツをご利用いただければと思います。

まとめ

水分が蒸発するほどの高い温度をかけているハチミツがあって、それらはハチミツ本来の風味や栄養価が大きく損なわれている。

水分が蒸発するほどの熱を加えているハチミツがあるから非加熱に注目が集まっている。また、健康志向が高まっているのでハチミツ本来の栄養や酵素を摂りたいという人が増えてきているので需要が増えつつあります。

当店のような養蜂場は栄養価や酵素が壊れないように低くい温度でハチミツを湯せんします。
そのことを当店では加温と伝えております。加温と言う表現をしておりますが受け取る方によっては加熱と捉える場合もあります。

また、当店が加温と表現しておりますが正式な規定がない非加熱ハチミツは企業によっては加温しているハチミツでも非加熱や生ハチミツとうたう事が出来ます。

温度を一切加えていないハチミツを選びたいのであれば店員に質問をする必要があります。ただ、何度も言いますが養蜂場が販売しているハチミツの多くは栄養価や風味が壊れないように温度に気を使って湯せんをしているので栄養価などが大きく損なわれていることはまず無いと言えるでしょう。

ちゃんとしたハチミツを購入するには信頼できる地元の養蜂場を見つける事も大切です。もし、見つからない場合はお住いの都道府県の養蜂協会にお問合せください。
養蜂協会リスト
※引用元:日本養蜂協会HP

ハチミツって実はあいまいな部分ってたくさんあるんですね。よくコンビニとかで見かける
ハチミツ入り飲料にもそのあいまいさが出ています。

↓  ↓  ↓
そのあいまいさをハニートラップと呼んでいます。

最後まで読んでくださり心より感謝いたします。