太田養蜂場の物語

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安心安全で高品質の自家生産はちみつを届けたい

ミツバチの管理作業を行う弊社代表取締役
ミツバチを内検する弊社代表取締役

太田養蜂場は、北海道の新ひだか町を拠点にはちみつの生産販売を行っている、家族経営の小さな養蜂場です。

社長自ら生産に携わり、自分たちの目が届く自家生産はちみつだけをお届けすることにこだわっておりますので、大量生産は出来ません。

その代わり、はちみつ本来の風味や香りなどを味わっていただける、安心安全で高品質のはちみつをお届けすることにこだわり、日々ミツバチたちと向き合っております。

 

 

 

 

養蜂ロマンに魅せられて・・・。

 

花をもって微笑む祖父と祖母
花をもって微笑む祖父と祖母
日本アピセラピー設立総会の時の祖父
日本アピセラピー協会設立総会の記念写真

太田養蜂場は祖父の直喜が長野の養蜂家に弟子入し、ミツバチと全国を旅しながらはちみつを生産する移動養蜂にロマンを感じ、昭和23年に独立開業したのが始まりです。

最初は地元の広尾町で事業をスタート。その後、新冠町に移り昭和51年に現在の新ひだか町(当時は静内町)に店舗を構えました。

祖父は、働き者の祖母と共に様々な苦難を乗り越え太田養蜂場の礎を築いてくれたのでした。

父の忠雄に生産を任せるようになると祖父は蜂針療法(ほうしんりょうほう)という、ミツバチの針を使った自然療法の研究に取り組み、日本の第一人者として韓国や中国などで公演を行ったり、海外から蜂針治療を教わりに来ていたそうです。

その後、祖父は研究の集大成として『NPO法人日本アピセラピー協会』を設立。これは日高で初のNPO法人設立となりました。

現在は絶版となり、弊社以外では取り扱わなくなりましたが『自然界の治癒力』という書籍を仲間と出版し、アピセラピー普及に尽力し続けた人です。

※アピセラピーとは、はちみつ・ローヤルゼリー・蜂針などのミツバチの副産物を使った自然療法のことです。

 

 

 

 

 

 

 

苦しみの3年間から生まれた太田養蜂場クオリティ

少女がはちみつが入ったビンを手に持っている様子
黄金色に輝くオオハンゴンソウ蜜

父の忠雄が事業を受け継いでからは祖父が残してくれた北海道・鹿児島・鳥取・秋田の蜂場(ほうじょう~蜂箱を設置する場所のこと)で生産を行い、試行錯誤しながらも安定した経営を行ってきました。

ですが平成21年にミツバチの病気が原因で育成が上手くいかず、はちみつ生産に必要なミツバチの数が揃わない事態に陥ります。また、生産時期に天候不順が重なった為にはちみつが全く取れませんでした。

この状況は3年間続き、家族会議では『一旦、休業して皆で出稼ぎに行こうか・・・。』という話が出たほどでしたが、仲間の養蜂家などに助けてもらい、なんとか持ち直すことが出来たのです。

ただ、ミツバチを大きく減らしたため今まで蜂場に置いていた数の半分しかミツバチを設置できませんでした。

遠心分離機で搾った蜜を受け缶に入れている様子
搾りたての濃厚はちみつ

この時、父と僕たち家族は「一からやり直す」という強い覚悟とでミツバチと向き合う決意をします。

ミツバチを減らして最初の生産時期が来て、数少ないミツバチの箱から蜜を採ると、今まで以上に風味や香りが濃いはちみつになっていたのです。

この時、蜂箱を設置する数を少なくするとはちみつの質が上がるということに気づきました。

お客様からも、「太田さんのはちみつを食べたら、他のはちみつは食べられない」とまで言っていただけるようになったのです。

後に、この蜂箱を少なく設置する生産方法を弊社では『少群採蜜法』と名付け、この生産方法は今でも高品質なはちみつ生産を支えてくれています。
※少群採蜜法の詳細はコチラ

 

 

これからも・・・。

作業風景
長男一徳(右)と次男直文(左)

現在、太田養蜂場は3代目の長男一徳が販売業務を、次男の直文が生産業務を担当しながら、お互いを助け合い2人が中心となり運営をおこなっております。

父の忠雄や母の龍子は、2人を見守りサポートしながら、支えてくれています。

太田養蜂場は、祖父や父の想いを受け継ぎながら、よりお客様に喜んでいただける高品質な『太田養蜂場クオリティ』のはちみつを生産していくために努めてまいります。

近年では、気候変動や森林伐採など養蜂を取り巻く情勢が大きく変わってきました。

現在は、生産量が激減した鳥取への移動を取りやめ、鹿児島・秋田・北海道でミツバチの育成やはちみつの生産を行うようになっています。

太田養蜂場の家族写真
撮影してもらった家族写真

そんな中でも、自然と共存しながら豊かな恵みをいただいている自然そして地球・何より僕達を支えてくれているミツバチ達に感謝をしながら、丁寧に丁寧にはちみつの生産を行ってまいります。

これからも、あなたに安心してご購入いただける商品や弊社のはちみつを楽しんでいただけるサービスをお届けし行く所存です。

小さな家族経営の養蜂場ではありますが、よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

太田養蜂場主な商品のご紹介

自家生産天然はちみつ

太田養蜂場では北海道日高産をはじめとする国産はちみつを最大で8種類、生産販売しております。この商品数は自家生産している養蜂場ではトップクラスの品ぞろえです。

ギフトセット

はちみつセットの写真

様々なはちみつギフトをご用意しております。また、オリジナルギフトセットも承っておりますので、ご希望の方はお問い合わせよりご相談くださいませ。

 

太田養蜂場3つのこだわり

こだわり1:抗生物質不使用
8年ほど前からミツバチへの抗生物質の使用について、お問い合わせやご不安の声をいただく事が増えてきました。弊社ではお客様の声に答え、抗生物質の使用を取りやめミツバチの体調維持のために人が飲む健康飲料を使用。5年前から抗生物質を与えなくても健康なミツバチを育成できるようになりました。
こだわり2:少群採蜜法
ミツバチは、花の蜜を集めるとき、行動範囲(約3㎞四方)にある花の中で最も多い花に通う習性があります。養蜂家は、その習性を利用してアカシアなどの単花蜜の様に特定の花の蜜を採っています。ただ、花の量に対してミツバチの数が多くなってしまうとアカシア以外の花にもミツバチが通ってしまう確率が高まってしまいます。他の花の蜜が多く入ってしまうと、それぞれの単花蜜らしい味わいや色が損なわれてしまうのです。
弊社では、養蜂場に設置するミツバチの箱(群)をあえて少なく設置し、採りたい花以外の植物にミツバチが通わないようにして、より純粋な単花蜜の生産を行っております。

この採蜜法を弊社では『少群採蜜法』と呼んでおります。

こだわり3:3人の養蜂家の厳正なチェック
アカシア蜜などの単花蜜には、実は基準がありません。流通している単花蜜は『養蜂家の経験と味覚』によって決まっているのです。弊社では、お客様に出来る限り単花蜜が本来持っている風味や味わいを楽しんでもらいたいので、弊社3人の養蜂家で

この3点についてた厳正にチェックしております。弊社のハチミツが『今まで食べた中で1番おいしい』と言っていただけるのは、厳正なチェックによるものだと自負しております。

 

太田養蜂場人気商品ベスト3

1位ホワイトクローバー蜜300g

北海道日高の牧草地に咲くホワイトクローバーの花からミツバチ達が集めてきたハチミツです。

2位オオハンゴンソウ蜜500g

バタートーストとの相性が抜群のオオハンゴンソウ蜜。パンが大好きな方は毎朝の食卓に欠かせないものになりますよ。

3位アカシア蜜300g

北海道日高産アカシア蜜は6月下旬ごろに北海道日高の山々で生産しております。当店でも人気が最も高いハチミツです。

北海道日高産 自家生産ハチミツ5種類食べ比べセット

 

ウェブマガジン旅色で紹介されました